菊作りに挑戦!
本校の6年生が毎年チャレンジしている菊作り。
今年も、地域の菊作り名人にお世話になりながら、挑戦することになりました。
その学習の記録を掲載していきたいと思います。
挿し芽に挑戦
本校伝統の6年生による菊作りが始まりました。
講師は、本校PTAのOB会の方です。講師の先生は学習に役立てられるよう、わざわざプリントを作成してくださったり、どのような土が発根には良いのかが分かるような教材を作成してくださったり、貴重な学習の機会となりました。
次回は、2週間後。どれぐらい根が出るか、楽しみですね。
植え替えを行いました!
挿し芽から2週間以上たちました。よく、根が出ていました。
元気に根が出ています。
元気に出ていますね。
これもよく根が出ています
根が1本出ていますが、厳しい状況です。
根は1本も出ていません。
以上、実験の結果ですが、栄養分がたくさんある畑の土などは、菊作りには向いていないことが分かりました。保水性・通気性に優れた土の方が向いていることが分かりました。
大鉢の準備
移植に続き、菊のさらなる植え替えのための大鉢の準備をしました。
菊の誘引
伸びてきた菊の芽を、誘引具を使って三つの枝になるようにする作業です。名人考案の電線を利用した「誘引ケーブル」を使って、作業開始です。
せっかく伸びてきた枝を折らないように、誘引ケーブルにビニールタイで慎重に結んでいきます。果たしてうまくできたでしょうか?
夏休み中の世話の仕方を学びました!
夏休み期間中も菊の世話は続きます。その時のポイントを教えていただきました
夏休み中に行う作業の説明を受けました。
ビニタイで茎を丁寧に止めます。止め方は結び目が支柱側になるように。
わき芽を丁寧に取ります。栄養が奪われないように、なるべく早いうちに取ることが大切だそうです。
本葉や茎を傷つけないようにね。
柳芽処理と追肥・増し土!
夏休み明け初めての菊作りを行いました。
今回のテーマは、「柳芽処理」と「わき芽処理」、「追肥・増し土」です。柳芽とは、夏の長日の条件下で幹の頂点が芽止まりし、柳の葉に似た細い葉が出てくることを言うのだそうです。
これが出てくると、正常な花が咲かないので、柳芽処理をしなくてはなりません。
これが柳芽!
こちらは正常な芽
なかなか素人には見分けがつかず、名人にお世話にならないと処理できないようです(^_^;)
また、これに気づかず、異様に「わき芽が出たな」と思って、わき芽処理をしてしまうと、とんでもないことになってしまいます。かくいう、私もその一人でした……(T_T)
丁寧に説明してくださいます
子どもたちも真剣!
これは、こうやって……
ビニタイを巻き付けて……
わき芽はこうやって取って…
土を足したり肥料をあげたりしました
輪台をつけました!
菊に輪台をつけました。異常な暑さも収まり、日もだんだん短くなってくるのに伴って、菊も大きな蕾(つぼみ)をつけ始めました。いよいよ、開花に向けての準備も最終段階の輪台付けです。
中には、人の背よりも大きく伸びた菊もあり、支柱を付け足す苦労もありましたが、何とか、無事全員つけ終えることができました。立派な花が咲くのが待ち遠しいですね!
輪台をつける前の菊。ここ二・三日で一気に蕾が膨らみました
当日午後、いよいよ輪台つけに取り組みました
作業手順です。名人にはいつも丁寧なご指導をいただき、ありがとうございます。
立派な蕾!
輪台はこう付けて……
うまく付けられたかな?
これで、どうだっ!
なかなかうまくいかないな……
完成!
きれいに並んでいます!
継ぎ足した支柱。た、高い!
輪台の修復はこうやるんだよ!
満開! 菊を校舎内に飾りました!
6年生が、名人の指導を受けながら5月から地道に取り組んできた菊作り。いよいよ満開に咲き始めました。一人一人が大切に育ててきた鉢を、校舎内に飾り付けました。
厚物、厚物走り、間管、細管など、さまざまな種類の菊が咲き誇っています。学校にお越しの際は、是非、ご観賞ください。
たくさんの学びをありがとう! 菊の片付けを行いました
5月の連休明けから取り組んできた「菊作り」。校内に華やかさと安らぎを与えてくれた展示も終わりを告げ、6年生全員で反省会及び片付けを行いました。
児童の絶え間のない水やりやボランティア講師の先生の献身的な手入れにより、どの菊も立派に育ち、大輪の花を咲かせました。最初は小さな芽だった菊も、細やかな気持ちで丁寧に面倒を見れば、やがては大きく育ち花開くということ、そしてそれが、自分の努力の成果として形となって表れることの喜びを身をもって体験することができたと思います。
使用した鉢や輪台、支柱など、次の6年生が、再び使えるように洗ったり整理したりするなど、本校の伝統としての菊作りであることが改めて、実感しました。
この菊作りに携わった講師の先生はじめ、一生懸命に取り組んだ子どもたち、そして、それを支えた職員等、すべての人に感謝したいと思います。ありがとうございました。
ちなみに、講師の先生は、すでに来年度の準備を始めてくれています。心より感謝いたします。
名人のお話です。
子どもたちも真剣にお話を聞いています。
子どもたちも取組の感想を率直に述べました。
先生からも一言感想です。
校舎内に飾ってあった花を運び出します。
みんなで協力している様子がよく分かります。
運び出された菊の花。
まだまだ美しく咲いています。
なかなか壮観ですね。
輪台を外したり、
支柱をそろえたり、
土を戻したり、片付けを行います。
三分岐した茎を切り、親苗用の鉢を作りました。
切り花にした菊の花。見事です。